2013年9月17日火曜日

妊婦さんのインフルエンザワクチン

妊娠中のインフルエンザワクチン、打ったほうがいいのか、打たないほうがいいのか、迷われている方、いらっしゃると思います。
今日は、妊娠中のインフルエンザワクチンの接種の安全性についてお話します。

妊娠中にインフルエンザにかかってしまうと、肺炎を併発しやすいとされています。

そこで、予防することが大切になってきます。
妊婦さんのインフルエンザ予防接種の安全性を研究したデータがあります。

副反応としては、発熱(37℃以下)が1.6%。
接種部位の著しい腫脹・痛みなどの局所反応が10%。
頭痛やめまいなどの全身症状が1%以下でした。
いずれも病院受診するような重篤な症状は見られませんでした。

各妊娠期における症状の差はありませんでした。
流産例もみられていません。
早産は、各妊娠期に7%ずつみられましたが、発症率に接種時期の偏りはなく、ワクチン接種者の全妊娠期間での早産率は一般的な統計と合致したため、ワクチン接種との関連性は無いと判断されています。

まとめとしては、ワクチン接種時の妊娠週数にかかわらず、接種に関連する母体の副反応、赤ちゃんの流・早産、奇形は認められず、妊婦さんに対するインフルエンザワクチン接種の安全性が確認されています。

少し、堅い文章になってしまい、読みづらくてすみません・・・。
向洋こどもクリニックでは、お子さまと一緒にご家族も予防接種をさせていただきます。
大人も子どもも一律2000円です。
10月1日から開始します。予約は不要です☆
妊娠中のお母さんもどうぞ☆