2014年8月4日月曜日

超音波の研修会に行ってきました



小児科医の先輩のすすめで、小児腹部超音波の研修会に行ってきました。超音波は、放射線ではないので人体に影響がない検査です。
今回の研修会は、腹部だけでなく、副鼻腔や股関節、肋骨などの骨折の超音波診断も紹介され、とても勉強になりました。
最近では、小児にはできるだけ放射線被曝を避けるよう、いわゆるALARA (As low as reasonably achievable)コンセプトが常識になっています。レントゲンやCTが必要な場合はしなければなりませんが、他の手段があるのなら、被曝のない方法で検査するべきとの考えです。レントゲン写真を撮影するくらいでは大きな影響はありませんが、CT検査は幼少期に検査を受けると脳腫瘍や白血病のリスクが上がると、2011年のイギリスで報告されたようです。その意味では、超音波検査はとても良い手段です。
しばらくは仕入れたばかりの情報を話したいがために、超音波をあてるかもしれません。